No. 1 2015年3月3日配信 「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見マダガスカルには信じられないほど多くの種のカエルが生息していて、そのうちの99%が世界中でこの島にしか生息していない。だが、2015年2月26日に発表された研究によると、この生物多様性に近年最大の脅威が迫っているという。両生類に致死的な感染症を引き起こすツボカビだ。
ドイツのブラウンシュバイク工科大学の研究者モリー・ブレッツ氏の説明によると、両生類の全種の7%がマダガスカルにしか生息していない固有種だ。ツボカビは、世界で数百種の両生類を激減または絶滅させている。2010年には、パナマのある森でツボカビが発生したことで、30種もの両生類がまたたく間に絶滅したという研究結果が発表された。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150302/437624/
No. 2 2015年3月13日配信 カメレオンの七変化、秘密は皮膚の小さな結晶カメレオンの皮膚にはとても小さな結晶を含んだ細胞の層があり、この細胞の伸縮によって体の色を変化させていることがわかった。スイス、ジュネーブ大学の研究チームが、10日付け英科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に発表した。
研究チームが調べたのは、パンサーカメレオン(学名:Furcifer pardalis)の皮膚構造。このカメレオンの皮膚には、微小結晶入りの細胞でできた2つの層があるという。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150312/438952/No. 3 2015年3月28日配信 トゲ肌からツル肌に早変わりする新種カエルを発見南米エクアドルの熱帯雨林の奥深くで、体の形を劇的に変化させられる不思議なカエルが見つかった。エクアドルと米国の研究者が3月24日付「Zoological Journal of the Linnean Society」誌に発表、学名をPristimantis mutabilis(変わりやすいアマガエルといった意)と名付けた。
著者の一人である両生類研究者キャサリン・クリナック氏は、2009年のある夜、体をたくさんのトゲに覆われたビー玉ほどの大きさのカエルを見つけた。新種と思って持ち帰ると、それは滑らかでぬるぬるした肌の動物に変わっていた。「間違えて別のカエルを持ち帰ったと思い、自分に腹を立てました」とクリナック氏は振り返る。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032700020/
No.4 2015年4月9日配信 カラフルなモリイグアナの新種3種を南米で発見ペルーとエクアドルで、モリイグアナの新種が3種発見された。エクアドルの政情不安のため、新種と判明するまでに10年近くもかかってしまったが、3種はそれぞれアルトタンボ・ウッドリザード(学名:Enyalioides altotambo、アルトタンボは地名)、ラフスケールド・ウッドリザード(学名:E. anisolepis)、ロスチャイルズ・ウッドリザード(学名:E. sophiarothschildae)と名づけられた。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040800038/
No. 5 2015年4月11日 猫食べるオオトカゲ捕獲作戦=ペットの安全に注意! ―米フロリダ州米フロリダ州の魚類野生生物局は10日、猫さえ食べることで知られるアフリカ原産のナイルオオトカゲの捕獲作戦に州内で乗り出していることを明らかにした。トカゲが産卵期を迎えるのを前に、周辺住民に対し「ペットの安全に気を付けて」と呼び掛けている。(時事通信)http://news.yahoo.co.jp/pickup/6156192No.6 2015年4月24日配信 半透明のかわいい新種カエル、コスタリカで発見美しいライムグリーンの体を持つ半透明のグラスフロッグ(glass flog、アマガエルモドキ科)の新種が、コスタリカで発見された。飛び出た白い眼球といい横長の黒い瞳といい、『セサミストリート』の人気キャラクター、歌好きカエルのカーミットにそっくりとインターネットで話題を呼んでいる。だが、こちらのカエルは歌は得意ではない。その代わり、昆虫に似た口笛のような長い鳴き声を上げる。このほど発表された論文によれば、それゆえに研究者たちは長らくカエルの声だと気付かなかったのかもしれないという。なにしろ、コスタリカでグラスフロッグの新種が見つかるのは1973年以来のことなのだ http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042300065/
◆哺乳類の気になる記事
No. 7 2015年4月15日 犬や猫は「人間アレルギー」になるか暖かく気持ちのよい春がきた。でも同時に招かれざる客もやってくる。アレルギーだ。
米ナショナル ジオグラフィック協会のスタッフ、エミリー・タイ氏は、以前からこんな疑問を持っていたという。「ネコがイヌに対してアレルギーを起こすことはあるのだろうか。その逆は?」
さらには、人間がペットのアレルゲンとなることがあるのかどうかも気になるところだ。
「答えは、すべてイエスです」と語るのは、米ワシントン州立大学獣医学部のレイリン・ファーンズワース氏。「まれではありますが、イヌは、ネコや人間の鱗屑(りんせつ)でアレルギーを起こすことがありますし、その逆もありえます。どんなものであれ、アレルゲンとなる可能性はあるのです」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/041400046/